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2024年以降新しいNISA導入 非課税投資枠拡大と非課税保有期間無期限化

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Calendar Icon 2024.01.15

●新しいNISAの概要と非課税枠
2024年以降、NISAの抜本的拡充・恒久化が図られ、新しいNISAが導入される予定です。
このタイミングで、もう一度NISAの概要と非課税枠についておさらいしておきましょう。

 

通常、株式や投資信託などの金融商品に投資をした場合、これらを売却して得た利益や受け取った配当に対して約20%の税金がかかります。
NISAは、「NISA口座(非課税口座)」内で、毎年一定金額の範囲内で購入したこれらの金融商品から得られる利益が非課税になる、つまり、税金がかからなくなる制度です。
イギリスのISA(Individual Savings Account=個人貯蓄口座)をモデルにした日本版ISAとして、NISA(ニーサ・Nippon Individual Savings Account)という愛称がついています。
NISAは、成年が利用できる一般NISA・つみたてNISA、未成年が利用できるジュニアNISAの3種類があります。
一般NISAは、株式・投資信託等を年間120万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有できます。
つみたてNISAは、一定の投資信託を年間40万円まで購入でき、最大20年間非課税で保有できます。
ジュニアNISAは、株式・投資信託等を年間80万円まで購入でき、最大5年間非課税で保有できます。

 

※現行NISAの詳細につきましては、金融庁HP「NISAとは?」を参照してください。
https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/about/nisa/index.html

 

なお、2020年度制度改正において、ジュニアNISAについては、新規の口座開設が2023年までとされ、2024年以降は新規購入ができないこととされました。
また、令和5年度税制改正の大綱等において、2024年以降のNISA制度の抜本的拡充・恒久化の方針が示されました。

旧NISA

新NISA

●新しいNISA
2024年以降、NISAの抜本的拡充・恒久化が図られ、新しいNISAが導入される予定です。

 

・新しいNISAのポイント

①非課税保有期間の無期限化
非課税期間が無期限化され、制度が恒久化されることから、人生100年時代にあわせた長期的な資産形成に活かすことができます。

 

②口座開設期間の恒久化
現行NISAでは、つみたてNISA:20年間(最長2042年まで)
一般NISA:5年間(最長2027年まで)だったのが、口座開設期間が無期限になります。
※現行NISAのどちらも新NISAへは引き継がれない(ロールオーバー不可)

 

③つみたて投資枠と、成長投資枠の併用が可能

 

④年間投資枠の拡大(つみたて投資枠:年間120万円、成長投資枠:年間240万円、合計最大年間360万円まで投資が可能)
現行NISAではつみたてNISAが40万円、一般NISAが120万円だった年間非課税投資枠が、年間投資上限額が最大360万円に拡大されています。

 

⑤非課税保有限度額は、全体で1,800万円。(成長投資枠は、1,200万円)

 

⑥売却分の投資枠が再利用可能売却した場合はその分の非課税保有限度額(総枠)が翌年以降再利用可能になります。

 

新制度

現行制度

●まとめ
NISAという名前を聞いたことはあるけどよく知らなかった方も、新しい制度に変わってからの内容がよくわからなかった方も、この機会にNISAのご利用を検討してみてはいかがでしょうか。